今回は、春から先生になる大学生のみなさんに、私の経験に基づく春休みにしておけばよかったこと3つについてです。
春休みは社会人になるまでの最後の休み。何に時間を使えばいいのかがわからず、気持ちばかり焦ってしまいますよね。少しでもみなさんの不安を取り除き、参考になればいいなと思います。
私も本当に気持ちばかり焦ってしまったのですが、今なら言える。「もっと落ち着いて。現場に出たらどうにでもなる。」しかし、少しでも春休みを有効に使えるしていれば、余裕を持って4月1日を迎えられたかなと思います。
必要な専門用語について知る
私は4月1日の着任式後の職員会議で、「専門用語がわからなすぎて、何の話をしているのかがわからない」という状況になりました。
どれもが、「教員採用試験のときに勉強したなあ。教育基本法や学習指導要領とか覚えたなあ」という程度で、どこかで聞いたことはあるけど、それが何なのかを知らないという状態でした。
みなさんは以下の小学校における専門用語の意味を知っていますか?
- 所見
- 指導要録
- ネグレクト
- ディスクレシア
- エピペン
これだけが全てではありませんが、もっと専門用語について知っておくべきだなと思いました。
1年目はわからないことがあって当然です。常にほかの先生にサポートしてもらいながら、仕事をしていく1年です。
しかし、そんな状態であっても、わからないことを減らすことはできます。本やインターネットで簡単に情報収集できる時代です。積極的に、情報収集をしておきましょう。
インスタでほかの先生の教育実践を見ることが、私にとっての刺激になりました。また仕事をしていく上での、モチベーションアップにもなります。現場の先輩先生に聞きづらいなと思っていたことが、インスタを見ていたら解決した!なんてこともよくありました。
仕事着を買いに行く
仕事着で必要だと思うのは、最低限この2つ!
- ジャージ
- スーツ(夏用・冬用)
ジャージは先生の勝負服です。毎日着るものですので、多めに用意しておくと便利です。また身体を動かす仕事がほとんどなので、脱いだり着たりできる服であるといいですね。
また、スーツは夏用・冬用と2つ用意しておくことをおすすめします。
私は基本パンツスーツですが、学校によっては女性はスカートと決められているところもあるそうなので、注意が必要です。まだまだジェンダーフリーには程遠い現場…
さらに、服装に合う靴も忘れずに!たくさん歩いたり、体育館や教室などの室内ではヒールの音が目立ってしまう場合もあるので、ヒールは低めのもの、またはぺたんこシューズをおすすめします。
さらにあったらいいなと思うものはこれ!
- オフィスカジュアルな服装
- 汚れてもいい服
オフィスカジュアルな服装は、スーツを着るまでもないけどちゃんとしている服ということです。
飲み会や授業参観、面談などの時に重宝します。特に、私の勤めていた学校では、飲み会では私服でもいい時とちゃんとしている服でいない時が分かれていたので、少し大変でした。
またペンキ塗りなどの作業もあるので、汚れてもいい服を準備(というか選抜?)しておくと、便利だと思います。
ペンキ塗りなどの作業に必要な服は学校に置いておくと、すぐ作業に取り掛かれます。また夏場の学校はとても暑いので、着替えのTシャツや予備のタオルなどを用意していました。
自分のために時間を使って、最後の学生生活を楽しむ
社会人になったら遊べなくなる…なんて言う人もいますが、それは違う!と私は思っています。社会人でも十分に遊べます。
ただ遊び方は違ってきます。例えば教員の場合だと、土日休みなので土日にしか遊べない。平日も遊びに行くことはできるけど、明日の仕事に響くから遊びに行くのをためらう。気持ちの面が変わってきます。だけど、学生アルバイトとは違う額の給料をもらっているおかげでお金の使える額が変わってきます。
しかし、こんなにまとまった休みで、かつ仕事のことを一切気にせずに遊べるのはラストチャンスです。学生のときも遊べるし、社会人でも遊べますが、お金と気持ちの面は大きく変わってきます。
でも今は今しかありません。最後の学生生活を楽しみましょう。学生でしか出来ないことに時間を使って、充実した春休みを送ってくださいね!
先生になる前に
私も3月31日は泣きそうなくらい不安でした。しかし、最初からできる人なんかいません。
先生と言っても、先に生まれた人です。新採といっても、子どもたちの前では、先生は先生であるので、責任を持って指導しなければいけません。しかし、それと完璧であることは別です。
子どもたちの前で失敗しても、「ごめん!先生間違えちゃった!」と言えば、子どもたちは(大人よりずーっと)優しいから許してくれます。また、子どもと先生という関係ですが、人間であることに変わりはありません。対等な人間関係をつくっていきましょう。
素直に謝ってくれる先生は好感が持てるし、子どもたちもそんな先生の姿を見て安心して失敗することができます。嘘をつかず、素直に接することを忘れずに。
最初は出来なくて当たり前、失敗して当たり前と思って、自分らしく子どもたちに向き合っていくことが大切です。たくさんコミュニケーションを取って、絆を深めていきましょう。
まとめ
いかがでしたか。今回は、
- 専門用語をできるだけ、知っておく。本やインターネットで得た知識を貯めておき、先生になった瞬間それを使っていくイメージで。
- 仕事着を用意しておく。さまざまな用途に対応した仕事着を持っておくと便利。
- 学生生活最後の春休みを楽しむ。今に集中して、思いっきり毎日を過ごそう。
- 子どもと対等な人間関係を築いていく。たくさんコミュニケーションを取って、絆を深めていく。
ということを書かせていただきました。自分のペースで自分らしくがんばっていきましょう。
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