学童での同じ学年の子と過ごすわけではありません。1年生から6年生が一緒に過ごしているところがほとんどだと思います。
そのため、いろいろなトラブルが起きます。トラブルが起きるのは子どもも大人も人間であれば当たり前です。
しかしそのようなトラブルに親はどのように対応していけばよいのでしょうか。
子どもの話を聞く
まず子どもから話を聞いて、起こったことを把握しましょう。
子どもがうまくしゃべれなくて聞いてるこっちもそれはどういうこととイライラしたり焦ったりすることもあるかと思います。しかしまずは子どもたちの話したいことを聞いてあげましょう。
その後詳しくそれは「いつ、どこで、だれと、トラブルが起きたのか」を詳しく聞いていき、状況を整理します。
事実と本人の気持ちを分けて考える
トラブルの状況を確認していくときに大切なことは
- 事実
- 本人の気持ち
の2つを分けて考えるようにすることです。
本人が「それはわざとやってきたんだよ」と答えたとしても、わざとやってきたかどうかは相手に確認しないと分かりません。「わざとやってきた」ということが事実なのか、それとも「わざとやってきたと思う」という意見なのかを必ず分けて整理します。
例えば
事実
- ブロックで遊んでいるときに、自分が使おうとしていたブロックを無理矢理Aくんに取られた。
- 自分のブロックの作品を見て、Aくんが「そんなのかっこ悪い。ダサい。」と言われた。
- そのあとも「それ変だよ」と言われた。
本人の気持ち
- Aくんはその日先生に怒られていたから、八つ当たりしてきたんだと思う。
- これからもいじわるをしてくると思う。
- たぶん先生に言ったら、先生もぼくと一緒にAくんと話してくれると思う。
などと分けて、整理しましょう。
本人にどう解決したいかを聞く
子ども本人にどう解決したいかを聞いてみます。
- ママから先生に言って欲しい。
- 自分のことだから、自分にかけて解決したい。ママには話を聞いて欲しかっただけ。
- 相手に伝わりたくないけど、学童の先生に言いたい。
- 相手の子と話したい。
などどのように考えているかを確認します。
子どもたちが解決できるように
大人としては重大なトラブルやいじめについては、すぐに学童小津の先生に話したり、子どもたちを守ったりする行動をしなくてはいけません。
しかし、基本的には子どもたち同士のトラブルは子どもたち同士で解決します。たくさんの子供たちが一緒に過ごしていたら喧嘩が起こるのは当たり前です。大人の世界だってトラブルはつきものですよね。
また、トラブルを通して子供たちは成長します。また、場合によっては友情関係が強くなったりとトラブルを通して得られることもあります。
大人は見守る!手を差し伸べる!
子どもたち同士での解決が難しい場合でも、大人は基本的に見守ったり、手を差し伸べるだけ。子どもたちのトラブルも大人がどんどん解決してあげる!!だと子どもたちから成長のチャンスを奪ってしまいます。
大人がどのくらい介入していくかについても見極める必要があります。
相談する
学童の先生にも相談しましょう。学童で起きたトラブルついて1番わかっているのは、当事者である子ども。その次はいつも学童で子どもを見てくれている先生です。
状況説明+提案
相談するときには、子どもの話をもとに状況を説明します。
その時にはこちらからも何をしてほしいのかと提案するようにしましょう。またわからないことや確認したいことも聞きましょう。
例えば
- 本人から話を聞きとって欲しい。
- 両者から話を聞いてほしい。
- ただ先生に伝えただけで話し合い等を望んでおらず、気をつけて見て欲しい。
- こういう場合は、親も介入した相手の親と話し合ったほうがいいのか。
- 過去にもこのようなトラブルがあればその時はどうやって解決したのか。
などです。
ここはあくまで「提案」。どうするのかは相談しながら、子どもたちにベストな解決策を考えていきましょう。
学童の先生に話すと安心
多くの学童の先生は、子どもたちの話を聞いてくれて、トラブルの解決をしてくれます。またその後も引き続き同じようなトラブルが起きないように気をつけて見てくれます。
また、子ども本人が「まずは自分たちで解決したい」、[Aくんには話さないで」と言った場合でもそれを学童の先生に伝えておけば、子どもの気持ちを尊重しながら対応してくれるので安心です。
おわりに
日ごろから少しでも気になったことがあったら、子どもたちに話を聞いたり、学童の先生に伝えるようにしましょう。
何か大きなトラブルがあった後に、「実は前にもこんなことがあって、、、」と言われても、学童の先生は対応しきれません。
また子どもを信じることはとても大切なことですが、子どもの考えを鵜呑みにするのは違います。客観的に状況を見ることも大事です。
自分の子どもが困ってたり、悲しんでたりしたら冷静にいられないと思いますが、子どもたちの成長のために落ち着いて解決していきましょう。
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