こんにちは!
学童保育で、片付けができない小学生たちが片付けをできるようになる方法&体験談についてシェアしていきたいと思います。
片付けができない子どもたち
たくさんの子どもが一斉におもちゃで遊ぶ学童。
トランプやかるたのカード類は輪ゴムで束ねて片付けるはずがぐちゃぐちゃ。レゴやブロックなどの細かいおもちゃは床に落ちている。お絵描きや宿題をすれば、鉛筆の削りカスや消しゴムのカスが散らばっている。工作をすれば、のりでべたべた。紙の切れ端が落ちている。
あっという間に、部屋がぐちゃぐちゃになります。
そして、「これ片付けてないよ」なんて片付けができていないことを指摘すると…
- ぼくが出していない。
- 先に出したのは○○ちゃん。
- やりたくない。
- 今遊んでるから待って。←ぜったいやらないやつ
など、言い訳オンパレード…
挙句の果てには、「そんなこと言ってないで先生がやればいいじゃん」とか言われて、ブチ切れそう(笑)
いやいやいや、君たちの誰かがやったんでしょ!!!
子どもの気持ちはわかるんだけどね
お友達が出したおもちゃは片付けたくない気持ちはわかりますが、必ず片付けが苦手な子はいるわけで…片付けが苦手な子どもたちは片付けをできるようになるにはもちろん、それにはほかの子の助けも必要です。
- 子どもたちが片付けができないと楽しい学童にならないこと
- 「誰か」が出したおもちゃでも、それは学童の「みんな」のおもちゃだということ
- この状況で先生たちはとても困っていること
などを全体に伝えて、子どもたちに会議をしてもらうことにしました。
まずは話し合いをする
子どもたちには、「片付けについて会議して!」とだけ伝えて話し合いをさせました。
事前に、先生たちが困っていることをピックアップして
- なぜ片付けができないのか
- これからどうしていけばいいのか
- ほかの人が出したおもちゃがあったらどうしたらいいのか
ということを話し合いました。
漠然と、「話し合って」と伝えても子どもたちは何を話し合えばいいのかわからないので、議題を明確にしておくことが大切です。
結果として、
- めんどくさいから片付けなかった。
- ほかの人のおもちゃは片付けたくなかった。
- おもちゃを大事にできていなかった。
などという意見が出ましたが、「これからはがんばる!」ということだったので信じてみることに。
しかし現実は…
しかし現実は違い、話し合いの後もなかなか片付けができるようになりませんでした。
片付けできていなくても、知らん顔。
何かアクションを起こさなければ変わらないと思い、片付けできていなかったおもちゃを箱に入れて集めて数えてみてみることにしました。
すると没収されたおもちゃの数は、小さいものも合わせておよそ100こ。さすがに、私もイライラしてきたので、最終手段を使いました(笑)
最終手段
私は最終手段として、箱に集めたおもちゃをゴミ袋に入れました。
- えー!先生捨てちゃうの!?
- 捨てられたくない!どうすればいいの?
- そのまま捨ててもいいよ。ぼく本しか読まないから。
いいぞ、そのリアクション(笑)狙い通りだ!
子どもたちを少しばかり焦らせて、「こうやってものを大事にしない=ゴミと同じ」ということを目で見てわかってもらいます。
片付けの大切さを感じてもらう。
いくら支援員が口で言っても、やはりゴミ袋に捨てられたおもちゃを見て「捨てられちゃう!?」と子どもたちがリアルに感じることができなければ響かないんですよね。
そこからは、もう子どもたちに任せます。子どもたちによってそれぞれですが、全員が「ごめんなさい。次はがんばります。」と反省させることが大事です。
ものに名前をつける
またサッカーボールなど1つしかないおもちゃに名前を付けると子どもたちはとっても大切にしたのです。
サッカーボールは、さかぼうや(ネーミングセンスw)と呼ばれ、遊び終わった後磨かれるまでになりました(笑)
名前をつけると大切にする…不思議です。
おわりに
いかがでしたか。
子どもたちが片付けまでがんばれるように、支援していきましょう。
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