こんにちは。
今回は私が学童に勤めてみて初めて分かった、学童保育のメリット・デメリットについてことについてシェアしていきたいと思います。
学校と学童は違う
私は学童に勤めるまで学童=学校の延長線だと思っていました。
ほとんどの学童は学校の敷地内にあります。また、学校の建物を使って学童を運営しているところもあると思います。また私が元小学校の教員として勤めていた時は、学童の先生と連携をとり保護者対応や子どもについての指導等をしていたので学校の延長線と思っていたことに何の違和感も感じなかったんです。
しかし、学童は第2の家庭と言われています。
学校は、教育的な側面を持ち、学童は保育の名を持ちます。それは学童の定義ではありますが私は勤めるまでは全然わかりませんでした。
仕事や子育て、介護などを理由に、子どもたちは保護者に学童に行かされているというのが現実です。子どもたちのほうから学童に行きたがればいいですが、そうではない子どもも多い。最悪のパターンだと、親の生活の犠牲になっている子どもいるということがわかりました。
そのために、学童で過ごす時間を少しでも楽しい時間にしてあげ、学童に行きたくなるようにする空間をつくるのが支援員の仕事ですが…そこまで手が回らないのが現実です。
子どもたちはどこか我慢をしている
まず、学童に勤めた初日に感じたことは、
なんて子どもたちは好き勝手にやっているんだろう…わがまますぎる…
今まで、学校でしか子どもたちと関わったことのなかった私は、学童の家庭的な雰囲気に甘えすぎて、また支援員も子どもたちをコントロールしきれていなくて、好き勝手し放題、わがまま言い放題な子どもたちの姿にびっくりしました。
例えば教室や廊下を走りまわったり、暴言や暴力が頻繁に起こっていたり…いつからか子どもたちはお客様。支援員は子どもの言いなりになっている、なんていう学童も少なくはありません。
学校はある程度、ルールに縛られた生活をしている分、子どもたちも自分自身をコントロールしますが、学童に帰ってくると豹変するなんていう子どもが多いということがわかりました。
学童の先生の仕事って大変なんだなぁと思いました。ほんとうに(笑)
しかし、子どもたちがそのように行動するのには理由があるのです。
夏休みなどの長期休みには支援員のシフトをはるかに上回る12時間を学童で過ごし、「ママに会いたい」とふとしたときに泣きわめいたり、毎日暗くなるまで学童で保護者を待つ。家に帰っても、保護者に遊んでもらえない、甘えられない。
そのようなストレスの中、子どもたちがそのストレスを唯一発散できる場所が学童なんだと思います。
それを受け止めている学童の支援員はつくづく大変な仕事だということがわかりました。確かに学校の先生と比べると、子どもと実際に接している時間は少ないです。しかし決して楽な仕事ではありません。
私は少なくとも求人に応募するときに、子供と一緒にいる時間が少ないから少しは負担が減るかなぁと思っていたのですが、仕事内容が変わるだけで負担が減ったとは言えませんでした。
保護者と毎日会うのが大変
保護者と毎日会うのは大変です。
身なりに気を使うことはもちろん、私たちの子どもに対する接し方もいつも誰かしらの保護者に見られています。常に誰かに見られていると言うことを忘れずに、プロフェッショナルな対応をすることが求められると思います。
しかし、それは時にストレスになります(笑)
モンスターペアレントにも毎日会わなくはいけないのです…たとえどんなに揉めたあとでも…
私は小学校の教員時代は保護者と連携することはありましたが、さすがに毎日電話したり、保護者と会ったりとしたことはなかったのでとても新鮮に感じました。
おわりに
いかがでしたか。今回は、
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私は学童に勤めるまで学童=学校の延長線ではない。学童は第2の家庭と言われている。そのために、学童で過ごす時間を少しでも楽しい時間にしてあげ、学童に行きたくなるようにする空間をつくるのが支援員の仕事。
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学童の家庭的な雰囲気に甘えすぎて、また支援員も子どもたちをコントロールしきれていなくて、好き勝手し放題、わがまま言い放題の子どももいる。そんな子どもたちがそのストレスを唯一発散できる場所が学童。
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保護者と毎日会うのは学童ならでは。身なりに気を使うことはもちろん、私たちの子どもに対する接し方もいつも誰かしらの保護者に見られている。
というのを書かせていただきました。
みなさんは学童についてどんなイメージを持ちますか。
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