最近デンマークはしあわせの国などと紹介され、日本でも親しみのある国になってきました。デンマークの文化の1つであるヒュッゲであったり、アンデルセンの童話やLEGO、ロイヤルコペンハーゲンやフライング・タイガーなど、デンマークの文化が意外と身近にあります。
今回はデンマークの国民性についてまとめてみました。
デンマークが大好き
デンマーク人はデンマークが大好きです。
特にその気持ちをよく表している行動として、デンマークの国旗が身近にあるということです。
私の友人の1人に、ドイツ出身で高校進学を機にデンマークに移住してきた子がいます。つまり、ルーツはドイツで、住んでいるところはデンマークということです。私が彼女の家に遊びに行くと、壁一面にデンマーク旗が無数に貼り付けられ、飾り付けられていました。私はとてもびっくりしたのですが、もはやデンマーク人かどうかにかかわらず、デンマークに住んでいる人はデンマークが大好きなんだなと感じたエピソードです。
デンマーク人は、たとえデンマークにいなくても、誕生日ケーキには必ずデンマークの国旗を飾るそうです。日本人としてはなかなかイメージしづらいですが、それだけデンマークが大好きということが伝わってきます。
また、とても自分たちのナショナリティを誇りに思っています。
真面目
デンマーク人はとても真面目な性格です、特に時間を守る人が多いです。そのためデンマーク人と会うときは、場所や時間を事前に決めておくとスムーズです。
また、デンマークの社会全体でも時間を守ったり、ルールに従ったりすることは当たり前です。電車も時間通りに来ます。
ファッションに対しても合理性を求める
ファッションに対して、とても合理性を求めます。シンプルイズベストの考え方です。
シンプルイズベストの考え方から、デンマーク人はユニクロや無印良品が大好きです(笑)
特に、「ドイツ人や北欧の人はよく黒を着る」というステレオタイプがあるそうですが、それはステレオタイプにしか過ぎません。子どもたちは日本や他の国と同じように、カラフルな服を着ます。
しかし、デンマークは海に囲まれ、冬は寒いだけではなく、風が強いので防寒対策をしっかりしないといけません。そのため、おしゃれを重視するというよりは、どれだけ防寒できるかということを考えて服を選んでいます。
また、日本人と比べて、デンマーク人の特徴としては環境を大切にすることも挙げられます。
- その服の原材料が何なのかを気にして、買う人が多い。
- 持っている服は少ないが、1着1着にこだわりを持っており、長く着る。
など、環境を大切にする視点がファッションとも関連していているのはとても興味深いです。
デンマークからの留学生の友達は、ユニクロと無印良品が大好き!2つとも海外に誇る日本の企業です。特に、無印良品の文房具とユニクロのヒートテックを爆買いしていました!
こちらの記事では、デンマークのデザインアートが大爆発!!な最先端ミュージアムについて紹介しています。
クール
デンマーク人はとてもクールです。特に、デンマーク人はめったに世間話をすることはありません。知らない人とはとても距離を取り、電車やバスの中で他人と密着して座るということさえありません。
アメリカでは、とてもフレンドリーで知らない人に対しても、ガンガン話しかけるということで有名です。もちろん全てのアメリカ人がフレンドリーなわけではありませんが、それと比べるとデンマーク人はとてもクールな印象を受けます。
しかし、クールなだけではありません。
知らない人に声をかけて、目的地までの行き方や電車の乗り方などを聞くと、とても丁寧に教えてくれます。特にコペンハーゲンは、北欧のパリと言われ、さまざまな文化が混じり合い、移民も多くいます。そのため、現地の人が外国人に慣れています。
私は初めての1人旅でデンマーク人に行ったので、わからないことだらけでした。特に電車の乗り方が日本と違い、改札がないなどの違いに混乱していたところ、あるお姉さんに声をかけられ私が電車に乗るまで見届けてくれました。本当に親切な方に出会えてしあわせでした。
すぐに仲良くなれる
真面目でクールと前述しましたが、一度話すとすぐ仲良くなることができます。それは、デンマーク人が深い話をするのが大好きだから。
デンマークでは、小学校のころから自分の意見を論理的に話すということを目的にディスカッションを行っています。またそれは子ども用に設定されたテーマだけではなく、環境問題など大人が話しても難しいようなテーマでディスカッションしていくそうなので驚きです。
また、コミュニケーションを取ることはデンマークの文化の中心にあるといってもいいほどです。次に紹介するヒュッゲも自分自身と対話をしたり、他人とのコミュニケーションを取りリラックスをする文化です。
ヒュッゲ
最近日本でも、デンマークはしあわせの国などと紹介され、デンマークの文化の1つであるヒュッゲについての理解が深まってきました。また、日本だけではなく、ヒュッゲは世界中に紹介されています。
ヒュッゲは、デンマーク語で1日の中で心地よい時間を持つことを言います。どこで、誰と、何をするかはその人次第です。
- 1日の終わりにろうそくを灯して、映画を見ること。
- 朝カフェに行って、出勤前にリラックスすること。
- お昼を食べた後に、コーヒーを飲むこと。
など、それぞれのヒュッゲがあります。暖かくリラックスした環境に囲まれた中で、時間を過ごすことはデンマーク人にとって大切なことです。
英語が話せる
デンマーク人は第一言語がデンマークであり、第二言語として英語を学校で学びます。
また、デンマークだけではなく、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドなど北欧の人は英語がペラペラであるということは、世界に知られている事実です。
ですが、デンマーク人同士の会話は英語ではなくデンマーク語です。
どんなに英語がペラペラであっても、第二言語であることには変わりません。公共の場のアナウンスや看板、レストランのメニューなど、英語の場合もありますが、基本的にはデンマーク語です。
そのため、デンマーク語を話すことが出来れば、英語で話すよりももっと深くデンマークについて知ることができますね。
高速バスのアナウンスがデンマーク語しかなかったときは、もし目的地で降りられなかったら遠いところまで連れていかれる気がして本当に焦りました(笑)しかし前述したように、デンマーク人はとても親切なので、「着いたら教えてください」とアピールして無事に目的地に着くことができました。
食について関心がある
デンマーク人は食について関心があり、オーガニックやビーガンの食材などがたくさん売られています。
またたくさん売られているということは、その中から自分で何を食べるのか幅広い選択肢の中から決めることが出来ます。そのため、食について関心があり、健康志向の人が増えています。
しかし、これは全てのデンマーク人に当てはまることではありません。デンマークは酪農がさかんに行われているので、豚肉を中心としたソーセージももちろん食べます。ハンバーガー、ピザ、フライドポテト、ホットドッグなどのジャンクフードを食べたりすることももちろんあります。
ビーガンである人にはさまざまな理由がありますが、その1つに環境破壊に加担したくないからという理由が挙げられます。特に、牛肉を生産するのには多大なエネルギーが必要です。そのため、完全なビーガンでなくても、牛肉だけは食べないなどと決めている人もデンマークには多いようです。
まとめ
いかがでしたか。今回は
- デンマーク人はデンマークが大好き。またヒュッゲは世界中に紹介されるほど、有名なデンマークの文化である。
- クールで真面目な一面もあるが、親切な人が多く、すぐに仲良くなれる。英語が話せるため、コミュニケーションも円滑。しかしデンマーク語を少しでも話せると、さらに距離を縮めることができる。
- 環境や健康などの視点を持ち、衣食住について自分でよりよいものを選択している。
ということを書かせていただきました。デンマークについて少しでも興味がありましたら、ほかの記事でもデンマークについてまとめていますので、ご覧になってください!
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