わたしが学童で働いてきて、何度も見てきたのが、「新1年生学童やだやだ問題」。新1年生が4月の初め頃、学童に行きたくないと家で言っています…と何度も保護者の方からご相談を受けました。
学童行きたくない子はけっこういる
新1年生に限らず、学童へ行きたくないと言う子どもたちは結構います。
理由はもちろんそれぞれの子どもにいろいろありますが、
- 家にいたほうが楽しいから
- 学童以外の友達と遊びたいから
- 学童の集団行動が嫌だから
- 仲のいい友達が学童に来てないから
- ママに早く会いたいから
などといろいろな理由があります。
詳しくはこちらご覧ください。
↑これらの理由も1年生に当てはまると思いますが、特に1年生が学童に行きたくない理由については、1年生ならではの理由があるのです。
慣れていないから
これらの理由も1年生に当てはまると思いますが、特に1年生が学童に行きたくない理由については、とにかく慣れていない!!そして4月から始まった新生活が疲れるから。
保育園・幼稚園を卒園して、その後すぐに小学校1年生。保育園に3月31日まで通っていたのに、4月になったら小学校で新しい友達や先生と一緒に過ごす…そして学校が終わるとほっと一息する間もなく、学童へ。そして夜暗くなるまで迎えを待つ。
これがまだ6歳、7歳の子供たちにとって負担にならないわけはありません。大人でも新生活というのは慣れずに緊張して、疲れが溜まりますよね。
対処法
そんな子どもたちに保護者の方ができることをしてあげて、サポートしていきましょう。
家でしっかり話を聞く
まずはお子さんの話を家でしっかり聞いてほしいと思います。
もちろん子どもたちは「学童行きたくない!」と話しているとは思いますが、学童にいる時間がずーっとずっと辛いわけじゃないと思います。楽しいこともあると思います。
「学童で何して過ごしたの?」などと聞いてみて、学童での様子を聞いてみましょう。
そしてお子さんが、「今日は学童でブランコで遊んだよ。」、「新しい友達できたよ。」、「先生の名前は〇〇先生って言うんだって。」などと少しでも学童のことを話してくれたら、
すかさず
- 「え~ママも学童がどんなところか気になってたんだよね♪明日ママにもブランコがどこにあるか教えて!」
- 「その先生はまだママわからないから、明日お迎え行ったら教えてくれる?」
などと子どもたちに言葉をかけてあげましょう。
子どもたちが楽しいことに目を向けられるようにすることが大事です。
「今日は学童であった楽しいこと1位は何?」などと聞いてみると、子どもたちも学童で過ごした時間を振り返り、「そういえば今日はこれをして、これをして…」とその日について整理することができて落ち着くことができます。
新しい環境でただ頭の中がパニックになっている場合も多いので、振り返る時間を作ることは効果的です♪
家でゆっくり休む
やはり慣れない環境ではとても疲れるので、まずは睡眠時間をたっぷり取るようにしましょう。
また好きなおやつを食べたり、遊びの時間を多く取ったりなどと子どもがリラックスできる時間を用意するようにしてください。
だんだんと新生活に慣れていけば学童にスムーズに行ける子も多いです。「あの学童いやいやはなんだったんだろう…」と思うほどに、楽しむようになる子もいます。
その日まではリラックス時間を多めにして、親子の会話やスキンシップの時間もいつもより多めに取るようにしてみてください。


終わりに
子どもたちが行きたくない気持ちもわかりますが、親としては学童にいてくれると安心ですよね。
子どもの気持ち、親の気持ち、それぞれを大切にできるようにお子さんと話をして、また必要であれば学童の先生にも相談しながら、学童を利用してみてくださいね。
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