教育実習では、何回も自己紹介をする機会があります。そのたびに、どんな自己紹介をすればいいのか、迷いませんか?
今回は、教育自習の自己紹介でみんなの心を引き付ける、すてきな印象を与える初日の挨拶・自己紹介例についてまとめました。
小学校向きで書いたのですが、基本的には中学校・高校も同じです。少しでも参考になればと思います。
職員室で
職員室では、先生に挨拶をします。
先生=大人に挨拶をするということです。礼儀正しく、正しい言葉づかいで手短に自己紹介をしましょう。
- おはようございます。
- 名前
- 大学名・学部
- 意気込み
- ご指導よろしくお願いいたします。
という流れで、自己紹介をしておけば大丈夫です。
私も教育実習生のときは「何て挨拶したらいいんだろう…」と教育実習までかなり悩んでいました。記憶が定かではないのですが、たしか自己紹介をノートにまとめて、それを読みながら練習していた気がします(笑)
しかし、先生になって気づきました。
先生たち、自己紹介聞いてねえ(いい意味で)
いや、聞いてはいるんですよ。「教育実習生が来たのか、一緒にがんばろうね!パチパチ~!(拍手)」くらいにしか思っていなくて、
「何なの?この自己紹介!全然だめじゃん!」なんて思われるなど、自己紹介の内容で教育実習生のことをジャッジすることはまずありません。
また、私も先生として働いていた時は、朝の打ち合わせの最初または最後に1分から1分30秒くらいの短い時間で教育実習生が自己紹介をします。
朝はバタバタしてしまう時間帯であるため、先生たちもあんまり教育実習生の自己紹介をゆったりとした気持ちで聞いてあげることはできません。
しかし、先生たちは聞いていないのですが、教育実習生をしっかり見てます。つまり、自己紹介の内容は全然頭に入っていないのですが、教育実習生の雰囲気(どんな子か)を見ているというわけです。
- 髪型や服装などに気を付ける。
- 明るく、職員室の後方まで聞こえる大きな声で。
- 緊張していてもとにかく笑顔!やわらかい表情で話す。
- 間違えたり、噛んだりしても、大丈夫!とにかく一生懸命に話す。
- 視線はまっすぐ遠くを見て話す。
ということを意識していきましょう。内容よりも雰囲気勝負です!
全校・学年の前で挨拶
場合によっては、全校または学年に向けて挨拶をすることもあります。
そのため、できるだけ簡単な言葉を使って話すということを意識しましょう。
例えば、小学校1年生から6年生の子どもたちのいる前で自己紹介をするときに、「大学での専攻は、教育学です。」といっても、一部の子どもしか理解できないでしょう。
「先生になるためのお勉強をしています」といったような、とても簡単な言葉を使って言い表すと、誰もが自己紹介の内容を理解できて、子どもたちとより距離が縮まりますね!
さらに、以下の点にも気をつけられれば最高です。
- とにかく大きな声で、その場にいる人に全員が聞こえる声で。
- 職員室(大人に話す)よりもゆっくり。そして、簡単な言葉で話す。
- 簡単な内容でいい。覚えてもらうことが重視。
また、私がおすすめは、自分の趣味や特技について話す!ということです。
- サッカーが好きで、小学校のときからやっているよ。
- 陸上をやっていたから足が速いからみんなのことを捕まえらえるよ。
- ひまな時間があればYouTubeを見ている。ヒカキンが大好き。
など、できるだけ子どもとの共通点となるような、自分の趣味や特技について話すと、「あの先生、○○好きなんだー!」と覚えてくれ、子どもたちとの距離が一気に縮まります。
子どもたちと話すときは、主語が必須!いきなり、(名前)ですと話すのではなく、「先生の名前は、」などこれから話す内容について、主語で示してあげると、わかりやすいです。
先生方にはもう挨拶が済んでいることだと思いますので、子どもたちをメインに印象に残る自己紹介をしましょう。
担当クラス
担当クラスでは、必ず自己紹介をします。
まず、そのクラスの先生に、
だいたいの先生が、質問コー自己紹介の時間を何分くらい取っていいか、質問コーナーを取ってもいいのか、ということを確認するようにしましょう。
多くの場合は質問コーナーを取って、子どもたちと教育実習生が交流する場を設けてくれると思うのですが、まれにない場合があります。自分から、聞いてみると安心ですね。
そして、今までの自己紹介とは違う点があります。
それは、同じ学年の子どもたちが集まっているという点が今までと違います。その学年に合わせた話し方をするようにしていきましょう。
私は教育実習では、中学校3年生のクラスに入ることになったのですが、とーってもおとなしいクラスでした。私からどんどん話しかけても、反応が薄くてさみしかったです(笑)しかし、めげずに話しかけていたら「先生おもしろいね!」と言ってもらえるようになり、1週間経った頃から子どもたちと普通に話せるようになりました。自分から話しかけることは本当に大事ですよ!
授業を教えるクラス
中学校・高校では特に、ホームルームは入らないけど授業は教えるクラスというものがあるのではないでしょうか。
まず、この場合も、先生方に、自己紹介の時間を何分くらい取っていいか、質問コーナーを取ってもいいのか、ということを確認するようにしましょう。
特に気をつけたいことは、あなたは今授業をしに来ているということです。
授業の時間を潰して、自己紹介をしているわけですから、できるだけ短い時間で簡単に済ませるようにしましょう。
部活
部活は、同じ目標を持つ子どもたちの集まりです。
そこに、自分たちと同じ部活に取り組んでいたという教育実習の先生が来たら、子どもたちは本当にうれしく思うことでしょう。
私自身も、中学生のときに、教育実習の先生が一緒に部活動をやってくれたことが本当にうれしくて、自分からたくさん話しかけにいった記憶があります(笑)
子どもたちはきっとウェルカムな雰囲気だと思います。子どもたちとの距離を縮めるために、その部活に関係する話を織り交ぜながら、自己紹介をしましょう。
私は吹奏楽をやっていたことはないのですが、教育実習では、自分が中学校でやっていた部活に加え、吹奏楽部も見ることになりました(笑)何も教えられずに終わってしまったのですが、私が部活動の様子をこまめに見に行って、子どもたちに話かけていたことから、子どもたちが私を好いてくれるようになったのです。指導できなくても、気持ちが大事。とにかく、話かける。がんばりましょう!
まとめ
いかがでしたか。今回は、
- 職員室での自己紹介はとにかく手短に。先生たちは教育実習生の雰囲気(どんな子か)を見ている。服装や髪型にも気をつけよう。
- 全校や学年など、多くの子どもたちが集まっている場所では、簡単な言葉を使って、誰もが理解できる内容で自己紹介をする。
- その学年に合わせた話し方をするようにする。
- 授業を担当するクラスでは、授業の時間を潰して、自己紹介をしているので、できるだけ短い時間で簡単に済ませる。
- 部活では、その部活に関係する話を織り交ぜながら、自己紹介をする。
ということを書かせていただきました。
教育実習生は、何回も自己紹介を求められると思いますが、自己紹介を聞いている方はたった1回の大切な機会。第一印象で、すてきな印象を与えられるようにしていきたいですね。
これからお世話になる方に、気持ちが届くことを祈っています!
コメント