こんにちは!昨年度はは新型コロナのための突然の休校となってしまい、また新年度も子どもたちと十分に話す時間さえないまま、始まってしまいました。
本来であれば、みんなで歌を歌ったり、レクなどで身体を動かしたりして打ち解けるはずなのに、感染拡大を防ぐためにそれが難しい状況にありますよね。
さてこんな状況では、子どもたちと距離を縮めるためにどのようにしていけばよいのでしょうか。
今回は特に準備もいらず、教室ですぐできる子どもたちとの距離の縮め方についてお話していきたいと思います。
「いちいち」名前を呼ぼう
ただ名前を呼ぶのではありません。「いちいち」名前を呼びましょう。そう、「いちいち」です。(しつこい)
人は名前を呼ばれることにより、相手に存在が認識されているんだなという安心感を得ることができます。
大人も同じですよね!名前で呼んでもらうと、「私のこと、覚えていてくれているんだな」と思いますよね。
家族や友達、パートナーの関係でも同じです。名前で呼んであげることで一気に距離が縮まります!
子どもたちはただでさえ先生に認められたいと思っています。それなのに、名前を呼んでくれる相手が新年度の先生だったらどうでしょうか。とても嬉しいですよね。
新年度は、ひとことで言えば「落ち着かない」です。教室やクラス、また先生など何もかも変わり、また学級としてもまとまりがない新学期。子どもたちは不安定になっています。だからこそ、いちいち名前を呼んであげましょう。
- おはよう!〇〇さん!
- 〇〇さん、さようなら!
- 〇〇さん、姿勢いいね!
- 〇〇さん、体操服袋落ちてるよ。←(笑)
名前を呼んであげて、先生はあなたを見ているからねというアピールにもなるので、ぜひ取り入れてみてください!
黒板にメッセージを書く
朝、子どもたちが登校してくるまでに、黒板にメッセージを書きましょう。
例えば、こんな感じです。
- おはようございます。今日は体育があるので、体操服に着替えましょう!今日はドッジボールをやるよ!
- 今日の給食はカレーです。先生がこの学校のカレーが一番大好きです!給食では早く準備できるようにがんばろうね。
- 今日は雨ですね。けがのないように、過ごし方に気を付けようね。靴下が濡れた人は雑巾かけに靴下を干しましょう!
- 先生は土曜日にあるものを作りました。なーんだ?
子どもたちは本当に先生のことが大好きです。だから知りたいのです。
大人からしたらこれだけの、言ってしまえばありがちなメッセージ。ですが、私が書いた黒板のメッセージを見て子どもたちは、「先生そうなの?」とか「クイズの答えわかったよ」などと様々なリアクションをしてくれて、嬉しかったです。
また、1年を通して「今日は何の日クイズ」をしたという経験を持っている先生もいました。
学校に来て黒板に書いてあるメッセージを読むととても安心し、明るい気分になれるんですね。
特に月曜日や始業式などの休み明けには学校に来たくないなと感じる子も多いので、そのときに少しでも気持ちを和らげるために何か書いてあると笑顔になれますね!
授業で子どもたちを惹き付よう
子どもたちは先生と授業で関わっている時間が一番長いです。授業の上手い先生=子どもたちを惹き付けます。
授業で子どもたちを惹き付けるといっても、何からやったらいいかわからない…という人は、授業のルールを作ることから始めましょう。
- 発表している人の方を向いて話を聞く。
- 先生が話す時間とノートを書く時間を分ける。
- 線は定規を使って引く。
- 鉛筆は休み時間に削る。
授業のルールが確立していると、子どもたちが落ち着きます。特に、体育のときは授業のルールを決めて、ほかの教科よりも特に力を入れて指導していました。
TTで私のクラスに入ってくれる少人数指導の先生がよく「自分自身が授業していないと、なかなか子どもの名前も覚えられないし、何より子どもと顔を向き合わせて話してないから、子どものことがわからないんだよね。」と言っていました。その発言を聞いて、やっぱり、授業を通して子どもたちと関わっていくんだなあと実感しました。
おわりに
いかがでしたか。
- 子どもたちを「いちいち」名前で呼ぶ。子どもたちは先生に名前を呼ばれることで、存在が認識されているんだなという安心感を得ることができる。
- 朝、黒板にメッセージを書いておく。内容は簡単でいいので、とにかく書くことが大事。子どもたちを安心させ、明るい気分になれる内容だとさらによい。
- 授業の上手い先生=子どもたちを惹き付ける。まずは、授業のルールを作ることから始める。
どれも先生も準備をしないでも今すぐできることなので、実践しやすいのではないでしょうか。また、子どもたちのリアクションも見れ、先生としてもおもしろく、やりがいを感じるのではないでしょうか。
ぜひ取り組んでみてくださいね!
先生の笑顔が子どもたちをつくっていきます。にこにこで頑張りましょう!
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