教員免許を取得するためには、教育自習は乗り越えなくてはいけない壁です。
私は、教育実習で中学校に行き、1年生と3年生に社会(歴史と公民)を教えていました。教育実習は本当に大変で、ストレスが溜まって泣きながら家に帰った日もありましたが、無事乗り越えられました。
今回はこれから教育実習に行くみなさん向けに、私が教育実習に行く前に心配だったことを中心に、教育実習の不安にお答えしていきます!
本当に不安でいっぱいでしたが、私も乗り越えられました。少しでもみなさんの不安がなくなることを願って、書いています。
教育実習の前にわたしが不安に思っていたこと
何時に帰れるの?
私は1番遅かったときで19:30でした!実習の最後にある、まとめの授業の資料作りや最終の打ち合わせを、部活が終わった後に行ったので遅くなってしまいました。
しかし、だいたいの日は18:30には帰ってました。「やることが終わっていたらいつでも帰っていいよ」といつも言われていました。たとえ、他の先生が仕事をしていても、教育実習生は先生とは違うので、早く帰っても周りの先生は何も思いません。部活が17:30~18:00に終わっていたので、そこから着替えや片付けをしてから帰っていました!
当時は、思っていたよりも早く帰れるんだなと思っていましたが、定時は過ぎているんですよね。大学生のときはそれに気づきませんでした。ブラック…
同じ大学の友達は、「22時に帰ってたよ!」と言っていましたが、逆にそこまで遅く教育実習生を残していて大丈夫なのかな…?と思います。また、家でやれることなら、わざわざ学校に残っていてやる必要はありませんし、周りの先生に気をつかわせてしまうのでできるだけ自分から早く帰るようにしましょう。
現場では、働き方改革が徐々にではありますが進んでいるということは事実です。私が勤めていた小学校では学生ボランティアさんや教育実習生に「定時になったし、帰りな~!」と先生から声をかけていました。また、大事な会議や打ち合わせがあるときには、むしろ早く帰ってほしいと思っていたり、天気が悪い日には帰り道が心配だったりしたので、空気を読んでいつ帰ればいいのかを聞いてみるといいと思います。
遅くまで残っている=熱心という考え方は変わってきています。そう考える先生はかなり少ないです。自分の身体を大切にすることも仕事の一部だと思って、効率よく仕事をしましょう。
全然寝れないの?
そんなことはありません。しっかり準備していけば、大丈夫!
教育実習の「寝れない」の原因のほとんどは、教材研究です。教育実習に行くまでに教材研究を終わらせておくようにしましょう。
教材研究(授業)が教育実習のいちばんの仕事なので、教材研究を制する者は教育実習を制すといっても過言ではありません。
私は、教育実習前の打ち合わせで、どこを教えるのかを確認しました。教育実習までに、どうやって教えたいのかを指導案にまとめました。
教材研究については、以下で詳しく書いていますので、スクロールダウンして見てくださいね!
子どもとどうやって関わればいいの?
子どもと仲良くなるのはいいですが、お友だちになってはいけません。先生と子どもという一線を引いて、仲良くするようにしましょう。
SNSを教えたり、個人情報に深く入り込んだりしないように気を付けましょう。どんなに仲良くなっても先生と子どもという関係を忘れないようにしましょう。しかし、恋愛相談や進路、部活に関する悩みなど深い話ができる関係を目指したいものです。
テレビの話や部活の話など、どんな話題でもいいです。5W1Hで、相手が答えたことをどんどん掘り下げていきましょう!まずは相手に興味を持って、相手に話してもらうのが楽です。
子どもの様子が少しでもおかしかったり、指導するべき内容であったりしたら、必ず周りの先生に相談するようにしましょう。教育実習生という、先生でもない、子どもでもない立場だからこそ、心を開いてくれ話してくれることもあります!
先生とどうやって関わればいいの?
とりあえず、挨拶と返事!あとわからないことは、わからない!と思った瞬間に質問してください。
というのは暗黙の了解なので、その立場を利用してどんどん聞きましょう。
また、周りの先生に気をつかいすぎなくても、先生方は忙しいので自分のことに精一杯で、教育実習生のことがあまり見えてないので大丈夫です。気にしすぎずに、礼儀正しく謙虚にいきましょう!
わからないことを「わからない!」とすぐアピールできるようになりましょう。教育実習生にしかできないことです。わからないことをそのままにして適当に対応することがないように気をつけましょう。
教育実習前にやっておいたほうがいいこと
教材研究をする!
教育実習前の打ち合わせや電話などで、教育実習で自分が授業をする範囲を聞いておきましょう。
私は教育実習前に教えてもらった範囲の指導案と板書計画をノートにまとめました。それを指導教官に提出しました。
- やる気があるという印象を与えられる。
- その指導案と板書計画をたたき台にして、授業をどうしていくか考えることができる。
- 教育実習期間の睡眠時間確保!
- 教育実習に行ったときに焦らなくていいという気持ちの面でも安心。余裕を持って、教育実習に臨める。
など、のメリットがあります。
もし余裕があれば、大学の先生に一度見てもらうといいでしょう。客観的なアドバイスがもらえ、教材研究の質が高まりますね。
お礼のプレゼントや手紙作り
教育実習が始まってから、なかなか作っている時間はありません。
私はせっかちなので、
- 担当していたクラスや部活への手紙
- 教育実習のお礼状
- 指導教官へのお礼状
など、もうすでに作り始めていました。
気が早すぎると思うかもしれませんが、教育実習中はなかなか作る時間がないので、感謝の気持ちを伝えなければいけないことはわかっていても、めんどくさい…と思ってしまいます。
始まっていないのに書けない!という人は、
- 便箋や封筒は用意しておく。
- 宛先などぜったい書かなければいけないことや、大まかな内容は考えておく。
- 下書きはしておく。
- どのような形で感謝の気持ちを表すかを考えておく。
など、少しでもできることをやっておきましょう!
生活リズムを合わせておく!
教育実習の生活リズムに、身体を慣らしておきましょう!
大学生の夜型リズムから、教育実習の朝型リズムに慣れるのなんて本当に大変です。私自身、生活リズムを合わせようとできるだけ早寝早起きしていたはずなのに、いざ教育実習が始まると毎日くたくたでした。
生活リズムもそうですが、とても体力がいるので、運動不足であったり、体力に自信のない人はランニングなど身体を動かしておくのもいいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。今回は、
- 遅くまで残っている=熱心という考え方は変わってきている。状況を判断し、できるだけ早く帰るようにする。それが、自分の身体を整えることにもなる。
- 教材研究は教育実習までに終わらせておく。そのために、事前の打ち合わせや電話で、どこを教えるのかを確認しておく。
- 子どもとも先生ともとにかく自分から話しかける。質問を交えて会話をすると、相手も答えやすくなる。
ということを書かせていただきました。学校によって、また教科によって変わるかもしれませんが、どうせやるなら充実した教育実習がいいですよね!自分らしく楽しんでくださいね!
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