学童保育では何よりも子どもたちの見守りが大切です。今回は大切な理由とポイントについて、見ていきましょう。
そういう立ち位置だから
学童の支援員は、子どもたちの第二の家である学童保育で、子どもたちが安全に楽しく過ごせるように見守りをするというのが仕事であり、支援員はそのような立場に位置づけられています。
そのため全体の見守りは大切なことはもちろん、支援員の仕事でもあるのです。
全体を見守る
子どもたちの見守りは、必ず全体が見える場所で行いましょう。
子供を1人で見てどっちいる場所、谷野先生が館様
子どもたちが話しかけてきたり、子どもたちと一緒に遊んでいたりすると、全体を見守ることは難しくなります。
子どもたちが話しているときは、しっかりと話している子どもたちの顔を見てあげたいですよね。
しかし1人1人の支援員が全体を見て見ていることを必ず意識して、誰もが見ていない瞬間というのをなくしましょう。
また子どもたちにも、「先生たちはみんなとお話ししたり遊んだりするけど、全体を見守る仕事があるから何かあったら行っちゃうからね。わかってね。」と事あるごとに伝えています。
支援員同士の距離をほどよく取ろう
子どもたちの見守りをするときは、支援員同士の距離をほどよく取るようにします。
近づきすぎず、遠くなりすぎず、お互いの見えないところをカバーするイメージです。
子どもに背中を向けない
子どもに背中を向けないで、常に自分の背中には子どもがいないようにしましょう。常に自分は壁になる!!子どもたちに体全体を向けましょう。
子どもたちの様子を常に把握する
子どもが自分の背中側にいるということは子どもたちの様子が見えないということ!(当たり前)
- 子どもによっては「先生ー!」と後ろから飛びついてくる。
- 後ろでハサミを持っていて、何かを切っている。
- 子どもの存在に気が付かず支援員がぶつかってしまう。
などいろいろな危険があります。
そのため子どもに加えて、自分を守る意味でも子どもたちに背中を向けないようにしましょう。
死角を作らない
支援員が見えづらい死角になる場所には、子どもたちが入らないようにしたり、支援員が意識的に死角になる場所に立って見守りをするようにしましょう。
死角があると
- トラブルが起こりやすくなる。
- 怪我が起こっても見えにくい。
など支援員が異変に気付きにくくなってしまいます。
子どもたちにとって、誰からも見られない場所や一人になれる場所は必要ですが、そのような場所を作るにしてもルールを決めて条件付けで使うようにしましょう。
おわりに
支援員一人一人が、以上のことに気をつけて、子どもたちが楽しく安全に過ごせるように配慮していきましょう。
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