言語表現に関する試験・音楽表現に関する試験を選んだのですが、実技試験についての詳しい情報も少なくて、どうしたらいいのか困っている方も多いはず…私も周りに保育士試験を受けた人がいなかったので、インターネットで検索しまくりました。
今回は、令和元年度保育士試験に合格した私が、最新の実技試験情報についてまとめました。忙しくても効率よく試験対策ができればいいなと思っています!
言語表現に関する技術
なぜ言語を選んだのか?
- 小学校教員として、毎日子どもたちの前で、読み聞かせや音読をしているから。
- 造形に自信がないから、消去法で(笑)
という理由で決めました。
言語表現では、他の3つの試験と比べて挑戦しやすいのではないかと思います。お話を覚えて、試験官の前で言えればいい…というわけではないですけどね!でもハードルが低いのは事実です。
身振り・手振りを入れる。
身振り・手振りを適切な箇所で入れましょう。
私は、
- 形容詞
- 動詞
- オノマトペ
この3つをピックアップして、身振り・手振りがあったほうがいいと思うところを選びました。
全ての箇所に手振り・身振り・手振りを入れる必要はありません。あくまで、子どもたちがお話の内容に興味を持てるように、補助的に入れていくということを忘れずに!お話で勝負していきましょう!
例えば
- ころりんころりん…手でおにぎりが転がる動きを表現する。
- きらきら…きらきら星のイメージで両手首をひねり動かす。
- 走りました…走るときの腕振りをする。
といった感じです。
簡単な言葉でゆっくりと話す。
子どもたちが言葉を理解しやすくなるので、話にぐっと引き付けることができます。
また、簡単な言葉で話しましょう。「走りつづけました。」ではなく、「ずっと、ずっと、ずーっと走りました。」など、言葉をとにかく簡単にしていくイメージでお話を組み立てましょう。
さらに、言葉を簡単にしていくことで、手振り・身振りも入れやすくなるというメリットも!「お星さまが輝きました」よりも「お星さまがきらきら光っていました」と言った方が、きらきらを手振り身振りで表現しやすいです!
本番では
緊張しすぎて、3分以内で話すところ、2分40秒くらいで終わってしまい、「おしまい」と言った後、試験官を見つめるという時間が20秒ほど発生しました(笑)
しかし、それでも合格したんです!それを考慮すると、大事なのは、
- お話をするときの表情や子どもに向ける視線
- お話の中でいかに抑揚・声を変化・声の音量を工夫するか
ということだと感じました。
音楽表現に関する試験
なぜ音楽を選んだの?
- ピアノを10年間習っているから。
- 小学校教員として、毎日子どもたちとピアノを弾きながら歌っているから。
この2つが理由です。
保育士試験に合格した年は、小学校教員として働いていたので、音楽の授業みたいに歌えれば合格するかな~という謎の自信がありました(笑)
自分に合った伴奏を選ぶ。
自分のレベルに合った伴奏を選びましょう。
- 歌が苦手なら、右手で歌の音程を弾きながら歌う。
- ピアノが苦手なら、簡単な伴奏にする。
- 元気に歌うことが苦手なら、伴奏は少し複雑なものに挑戦する。
などと、自分で作戦を立てましょう。ピアノの伴奏が簡単=簡単なものしか弾けないと思われて不合格…なんてことはありません。
また、伴奏はあくまでおまけ。歌がメインです。自分が実際に保育士になって、子どもたちと楽しく歌っている姿をイメージしながら、楽しく演奏しましょう!伴奏の音量がうるさくなって、歌をじゃましないように注意です!
暗譜しておく。
本番は楽譜を持ち込んで大丈夫です。
しかし、楽譜=お守りにしましょう。弾いていてわからなくなったら見る、という使い方をしましょう。そうでないと、目線がずっと楽譜。このように演奏していたら、実際に保育士になったときに、子どもたちのことを見てあげられないですよね。
最低限、暗譜はしておいて、完成度の高い演奏をしましょう。試験官は歌と伴奏の演奏だけではなく、表情や姿勢なども見ています。
暗譜をして余裕を持ち、より明るく柔らかい表情、背筋を伸ばして自信を持った姿勢で演奏してくださいね。
本番では
本番では、どんぐりころころとバスごっこの2つを演奏したのですが、楽しく歌うことができました。途中ミスタッチもありましたが、流れを止めず、最後まで歌うことができました。
待ち時間に寒くて手がかじかんでしまうかなと思い、手袋とカイロを持っていきましたが、本番が近づくと緊張で手汗が…!ハンカチも持っていたのでよかったです。のどが乾燥するので、飲み物とのど飴の準備もしておくといいですよ。
待ち時間に1人で静かに待っているときのテンションから、子どもと向き合うノリノリのテンションまで一気に上げられるかということも、勝負を分けるポイントです。
おわりに
いかがでしたか。保育士試験、特に実技試験では、明確な合格基準というのが明らかになっていなくて、不安に感じてしまいますよね。
しかし、実技試験は落とす試験ではないので、だいたいの人が合格します!(といううわさがありますし、私もなんとなくそんな感じがします)自信がつくまで、繰り返し練習していきましょう。
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